自分に自信のない人は、居酒屋にいる常連のおじさんを見習おう

考えごと
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素敵なところがたくさんあるのに、自分に自信がない人。
…いますよね。

友だちの女性は美人でスタイルもいい。明るいし、モテる。
元美容師さんでメイク、ネイル、スキンケアにも気を遣っている。
わたしはメイクもスキンケアもほとんど興味がないから
彼女と話すと
「へぇー、そうなんだ!詳しいね、すごいね!」の連続です。

けれども彼女はそこに全然自信を持っていない様子。
「いや、ただの趣味なんで。すごくないです。」
「YouTubeとか、インスタとか、もっとすごい人たくさんいるんで。」
「わたしなんかホント、全然です。」
と。

その真逆を行くのが、「居酒屋の常連のおじさん」です。
ちょっと顔を赤らめて、いい気分でよく話すおじさん。
話がおもしろいかどうかは別として、
そのメンタルには学ぶものがあるんじゃないかと思ったわけです。

居酒屋にいる常連のおじさんは楽しそうに話す

わたしがよく足を運ぶ居酒屋にもいるんです。常連のおじさん。
だいたいカウンターにいらっしゃるので
お話しする機会も多くなります。
おじさんはわたしの知らないことをたくさん知っていて
「このおじさん、すごいなあ。もの知りだなあ。」なんて
思っていたわけです。

そういうおじさん、いませんか?

どっかの国の話、最近のニュースについて。
もちろん人生経験が違うから
ネタの引き出しもたくさんあるとは思います。

それにしても。
どれもこれも楽しそうにペラペラしゃべる。
守備範囲、広すぎやしないか…
って、思いません?

おじさんのテヘペロメンタル

ある日。
わたしの地元におじさんが単身赴任していたと分かって
地元トークになったのですが。
まあ、情報が間違っているんです。
わたしにとっては20年以上住んでいた土地ですから
さすがに、そこは、おじさんより詳しいわたしです。
ちょいちょい指摘すると
「そうだったかー!ごめんごめん!ハハハ(照)!」

いつも堂々と話しているおじさんだけど、
間違うこともそりゃありますわね。
意外な一面を垣間見たと感じた日でした。

別の日。そのおじさんとカウンターで呑みながら
お店でたまたま流れていたクイズ番組を観ていました。

おじさんは楽しそうに解答するわけです。
「これはAだね!」
「これは◯◯だね!」
しかしことごとく不正解。
「違うかー!ハハッ!失敬失敬(照)!」

そこで気づいたんです。
「おじさんは、知識がちょっとしかなくても、堂々と話す。」
「おじさんは、間違っていたとしても持てる知識を堂々と話す。」

これです。
「もっと知ってる人がいるんで…。」とか
おじさんの辞書にはありません。
間違っていても「テヘペロ」です。気にしない。

上には上がいる。「その世界の中」にはね。

好きなこと、興味のあることって、調べますよね。
Web、YouTube、Instagram、Twitter…
まず彼ら/彼女らは見せ方もピカイチです。
すごいなあと思うことも多いし、
自分はまだまだだなあと思うことも多いでしょう。

同じ世界の人と接すれば接するほど、
無意識に自分と比べてしまう
もの。

でもね、それはその世界に足を踏み入れて
自分にも知識やスキルがついてきた結果、
目が肥えるから気づくことなんです。
逆に言ったら、
その世界の外から見たら「世界の中の人、全員すごい」です。

居酒屋にいる常連のおじさんは
世界の内側と、外側を、ふらーっと行き来しています。
それも、とても、楽しそうに。

まだその世界をのぞく前の自分を思い出して、
そして、おじさんを見習って、
外側に目を向けてみませんか。